種類がいっぱい!倉庫の分類と扱い方を学ぼう!


保管する物品によって基準が異なる

物品を保管するための施設が倉庫ですが、その種類は多彩です。保管する物品によって倉庫に設けられる基準が異なるため、倉庫の管理を行う際はその点に注意しなければいけません。大別すると建物内で保管する屋内倉庫とそれ以外の屋外倉庫があり、屋内倉庫はさらに温度や湿度、耐火性など様々な基準別に分けられます。保管する物品によって最適な倉庫の基準が異なる他、それぞれの倉庫ごとに必要な安全設備も変わります。家畜の飼料を保管するサイロや液化石油ガスを貯蔵するタンクも法律上は倉庫の一種です。

トランクルームの特徴や扱い方に関する注意点

近年になって増加しているトランクルームは少量の物品を保管するための個人向け貸倉庫です。法律上は倉庫業者が運営できる貸倉庫をトランクルームとしていますが、世間一般では倉庫業の許可を受けていない不動産業者が建物の一部を物置として貸し出しているものをトランクルームと称しています。本来のトランクルームの運営や管理は法律による規制が設けられているのに対し、貸し物置の方は特別な規制がありません。そのため、貴重品を保管するなら厳しい規制に基づいて運営されている、法律上の正しい意味であるトランクルームを利用するのが賢明と言えます。

倉庫業を行うには法律に基づいた許可が必要

倉庫の運営業務を行う場合、法律に基づいた届出を行って国土交通大臣の登録を受ける必要があります。倉庫業に携わるための許可が無ければ利益の有無に関係無く、倉庫の運営業務を行うことができません。しかし、銀行の貸金庫や荷物を一時的に保管する配送センター、駐車場などは倉庫の定義には含まれないので許可は不要です。

3PLとは、サードパーティー=第三者と、ロジスティクス=原材料調達から生産販売までの物流を合わせた言葉の略です。つまり、物流の運送のみを業務とする者以外の第三者に荷主企業が委託するシステムのことです。